軽貨物を始めた頃。
今思えば、かなり甘く考えていたw
「これくらい配れば、3ヶ月くらいで車買えるやん!」
本気でそう思ってた。
売上だけ見れば、確かにそう思う。
でも、実際は違う。
ガソリン代がいる。
車も壊れる。
タイヤも減る。
車検もある。
税金も来る。
国保や年金も払わないかん。
もちろん生活費も必要。
売上がそのまま自分のお金になるわけじゃない。
そんなことも、最初はちゃんと分かってなかった。
売上が入る。
「今月けっこうあるやん!」
使う。
そして数ヶ月後……
「なんで金ないん?」
となるw
これを何回か経験して、ようやく分かってきた。
売上を見るんじゃなくて、その先を見る。
これは配達でも同じ。
始めた頃は、とにかく目の前の荷物を配る。
それだけで精一杯。
でも、何年もやっていると、お客様のことも少しずつ分かってくる。
荷物が多い日は、昼間からもう夜のことまで考えている。
昼間の配達をしながら、夜間のルートも少しずつ作っていく。
「このお客様は夜しかいないから、夜に回そう」
「ここは不在を切って夜に持っていこう」
「ここは再配達が来るかもしれないから、まだ切らずにおこう」
みたいな感じ。
不在だったからといって、全部を同じように処理するわけじゃない。
その日の荷物量や、これからのルート、お客様の在宅する時間まで考えて、不在を切ったり、切らなかったりする。
昼間の配達をしながら、
「この辺が夜のルートになりそうやな」
と、頭の中で組み立てていく。
だから、17時の時点で未配が100個あっても、
「これ、21時までに終わるなw」
となる。
たぶん、配達を始めたばかりの人が見たら、
「100個……?」
ってなると思うw
でも、自分の中では、その100個をただ100個として見てない。
どこにあるか。
誰が夜にいるか。
どこから回るか。
どこをまとめて配るか。
そこまで見えている。
だから、数字だけ見れば大変そうでも、頭の中ではもう終わりが見えている。
これも、5年間やってきた経験。
昔は、荷物が多かったら気合いで何とかしようとしていた。
今は違う。
「これをこのペースでやったら何時に終わる」
「ここで無理したら後半がキツくなる」
「ここは夜に回した方が効率がいい」
と考える。
50歳にもなると、根性だけではどうにもならんw
走れば早い。
でも、転んだら1円も稼げない。
だから、なるべく走らない。
無駄を減らす。
効率を考える。
そして、できれば余力を残して終わる。
お金のことも同じ。
「今月これだけ入った!」
じゃなく、
「この先これだけ出ていくから、これくらい残しておこう」
と考える。
独立したばかりの頃の自分には、そんな考え方はなかった。
ただ稼げばいいと思っていた。
「3ヶ月で車買えるやん!」
なんて思っていたくらいだからw
でも、5年経って、ようやく少し分かってきた。
稼ぐことより、先を読むことの方が大事。
売上が増えたから楽になったわけじゃない。
まだまだ余裕があるわけでもない。
でも、
「このまま行ったらどうなるか」
が、少しずつ見えるようになってきた。
それだけでも、5年間やってきた意味はあったと思う。
5年前の自分に一言だけ言えるなら……
「3ヶ月で車買えるとか思うなよw」
これだけは絶対に言いたい。
人生、そんなに甘くなかったw





コメント